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ロースクール合格者の声


早稲田、慶應(既修)、中央(既修)合格 Aさん

 適性試験対策に必要なのは、「自分なりの情報整理のノウハウを蓄積すること」と「瞬発力」です。

 まず、「自分なりの情報整理のノウハウを蓄積すること」について。これは推論・分析問題のみならず、論理問題、読解問題に当たる上でも重要です。適性試験の問題は平たく言うと、ある条件なり、シチュエーションに「身を置く」ことが要求されています。読解問題も問題文で提供されるシチュエーションに即した答えを出さなければなりません。自分の普段の生活にないシチュエーションにすばやく「身を置く」ためには、状況、条件の整理が必要です。特殊な解き方やテクニックなどなくても素直に整理が出来れば問題は解けます。

 上記の「状況、条件の整理」にはある程度の慣れが必要です。また、試験である以上制限時間もあります。その両面を同時に鍛える為に私がしたことは、模試形式のテストを受けまくるということです。具体的には辰已の適性試験オープン、全国模試、他予備校の模試を片っ端から受けました。ここで注意しなければならないのは、解説をうのみにしすぎないことです。自分の解き方と、解説の解き方を比べて融合して自分が最もやりやすい解き方を見つけるという意識で問題を解きました。

 次に「瞬発力」について。これは問題に対してすぐに頭を働かせて解けるようにする力です。適性試験は当然ながら一発勝負です。そこで結果が出なければ言い訳は聞きません。そこで、当日最も頭が働く状態に自分を持っていく工夫が必要です。具体的には、直前1週間、本試験の時間帯はそれに合わせた演習をし、それ以外の時間で適性オープンを解きました(復習ではなく全く解いていない状態からです)。直前1週間でまとめてやるのははっきり言って邪道でしょう。しかし、講座は本試験で点をとるためにあるのですから思い切った利用方法をとるのも1つの手です。加えて、各模試を受ける際にリラックスする為の方法を試し、一番良いものを見つけておきました。知識が問われず長時間頭を働かせ続ける試験ですから、気持ちの切り替え、リラックスというのはかなり重要な要素です。志望理由書・面接は試験と違って「生もの」です、人の主観がある程度評価に影響します。その「生もの」の対策のために、社会人、法科大学院生、それに自分の実態について知ることが第一歩だと私は考えました。

 具体的には、社会情勢に関してはニュースサイトに加えて市民記者が記事を投稿するサイトを、また、現在法科大学院に通っている人、受験生のブログを50前後ブックマークに入れて巡回チェックしました。記事の内容だけでなく、文章の書き方、どのようなことに興味を持ってどんな考えを持っているかについても吸収しました。特に法科大学院生のブログは法律時事を自分なりの視点で押さえているものが多くあり小論文対策にも直結します。どのような考えを持った人が合格したのかもある程度透けて見えます。その上で、自己分析をして志望理由書を書きました。@なぜ法曹に?A法曹としてどんなことを?Bそれは法曹じゃないとできないことか?の3点は常に自問自答し、そこに具体的エピソードを書き出しておくことが内容を練る上でのコツです。一般論は誰でもかける。特殊でなくても自分にしかかけないことを書くということを強く意識しました。形式面では、1文を短く、「1つの文に1つの意味を」ということを念頭に置き推敲しました。

 そして、志望理由書が書きあがった後と、面接の直前には友達に会って見てもらい、また様々な議論を交わしました。議論をする上でのポイントに据えたことは、相手の意見、質問についても理解し、そこに自分の意見を重ねて発展的な議論にすることです。自己主張は大切ですが、行き過ぎるとタダのわからず屋になってしまう恐れがあります。

 以上、簡単にですが自分の受験期を振り返りました。共通して言えることは、自立した対策をすべきということです。人の意見は取り入れるにしても自分なりのアレンジをしてください。みなさんの法科大学院合格を心よりお祈り申し上げます。

 
 
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