HOME > 法科大学院 > 法科大学院情報 > 適性試験
NEXT
適性試験
適性試験とは?
適性試験の種類
適性試験はどのくらい重要?
適性試験の形式は?

2007年度適性試験日程

適性試験主催団体サイトへのリンク
過去の適性試験結果(参考)

適性試験とは?  
  適性試験とは、法科大学院における履修の前提として要求される判断力、思考力、分析力、表現力等の資質を試す試験です。その内容は、問題文にある短い文章や資料をもとにして読解、論理的帰結、分析結果等を問うもので、法律学についての知識の有無は問われません。ちなみにこの試験は、アメリカのロースクール入試で用いられるLSAT(LawSchoolAdmissionTest)を参考にして制度設計されたもので、そのため「日本版LSAT」の名前で呼ばれることもあります。

適性試験は、法学既修者(2年コース)・未修者(3年コース)を問わず、法科大学院進学希望者全員が受験しなければなりません。(各法科大学院を出願するにあたって、適性試験の成績表が、出願書類として必ず要求されます。)試験は、各法科大学院の独自の入学試験に先立つ時期に行われます。

適性試験の種類
  「適性試験」と呼ばれる試験は、一つではありません。現在、「適性試験」と呼ばれる試験は二つあります。すなわち、(1)独立行政法人・大学入試センターが主催する「法科大学院適性試験」と、(2)財団法人・日弁連法務研究財団が主催する「法科大学院統一適性試験」です。これらは、主催団体が異なることからもわかるように、同じ「適性試験」と呼ばれる試験でありながら、相互に独立別個の試験なのです。
 
適性試験 (1)独立行政法人・大学入試センター主催の「適性試験」
(2)財団法人・日弁連法務研究財団主催の「適性試験」
  法科大学院への出願に当たっては「適性試験」の成績表を大学院に提出する必要がありますが、「どちらの」適性試験結果を要求するかは、各法科大学院によりまちまちです。例えば、A法科大学院を受験するためには「大学入試センター主催の」適性試験の成績表を提出する必要があるのに、B法科大学院を受験するためには「日弁連法務研究財団主催の」適性試験成績表の提出を要する、ということがありえます。よって、事前に、自分が志望する法科大学院では、どちらの(あるいは両方の)「適性試験」の受験が必要になるのかを把握しておく必要があります。


しかし、以下の理由で、やはり双方の適性試験を受験しておくのが得策ではないでしょうか。
すなわち、(1)大学入試センター主催の試験と日弁連法務研究財団主催の試験を両方受けておけば、どちらかに失敗した場合の保険になる場合があります(どちらでも可とする大学院を志望する場合)。また、(2)大学入試センターの適性試験を必須としている法科大学院でも、日弁連法務研究財団の適性試験の成績表を、任意提出書類として提出できるところも多く、このような場合、好成績の成績表を提出すればプラスの評価が得られるからです。
実際にも、両方の適性試験を受験する受験生が多いようです。

適性試験はどのくらい重要?
  適性試験の成績が、各法科大学院の入学試験においてどのように用いられるかは、各大学院によりさまざまですが、おおむね以下のようなことが言えるでしょう。
 
(1) まず、多くの大学院が、第一次選抜として書類審査を行います。この書類審査は、各志願者が出願に際して大学院に提出した書類によって行われるところ、適性試験の成績表はこの「書類」のうちでも非常に有力な資料の一つとなります。
また、第一次選抜において、書類とともに、各大学院が独自に実施する集合試験(小論文試験、法律科目試験、面接試験など)の成績を総合的に考慮して合否を決する大学院もありますが、ここにおいても、適性試験の成績表は、「書類」のうちで非常に有力な資料の一つとして用いられます。
(2) また、多くの大学院は、最終合格者の決定を、「すべての資料を総合的に考慮して」行うとしています。「すべての資料」には、出願時に提出した書類も当然含まれますから、この書類の一つとしての適性試験成績表も、最終合格者の決定において考慮されることになります。
(3) もっとも、書類選考や最終合格者の決定において、適性試験の成績を、特に各大学院が独自に行う「集合試験」と比較してどの程度の割合で考慮するかは、各大学院によってまちまちです。あくまで自校の独自に実施する集合試験の成績を重視し、適性試験の成績は比較的軽く用いる大学院もありますし、逆に、自校の実施する集合試験の成績よりも、むしろ適性試験の成績を重視する大学院もあります。
よって、特に自分の志望する法科大学院が、入試において適性試験を重視するような場合は、各法科大学院の独自試験と同程度かあるいはそれ以上に、適性試験対策を充分行っておく必要があることになります。また、自分の志望する大学院が、入試においてそれほど適性試験の成績を重視していないように見える場合でも、多くの大学院は最終合格者の決定を「全資料の」総合考慮により決するとしている以上、すなわち、適性試験の成績が、少なくとも一定割合では最終の合否判定において考慮される場合が多い以上、適性試験対策をおろそかにすることは得策ではないでしょう。
  以上のように、法科大学院入試において、適性試験の占める重要性は決して低いものではありません。適性試験の行われる6月までに、充分な対策をとって、万全の体制でこれに臨むことが必要となります。

適性試験の形式は?
  大学入試センター、日弁連法務研究財団が主催する適性試験は、それぞれ以下の形式で行われます。
 
(1) 独立行政法人・大学入試センター主催の適性試験
  大学入試センター主催の適性試験は、「第1部 推論・分析力」と「第2部 読解・表現力」の、二部構成で行われます。
試験時間は各部90分ずつで、解答はマークシート方式によります。
満点は各部50点ずつ、小問一問あたりの配点は1〜3点です。
問題数は年度によって異なりますが、2005年度は「第1部 推論・分析力」が19問、「第2部読解・表現力」が24問(いずれも小問の個数)でした。
なお、独立行政法人・大学入試センターのサイト(http://www.dnc.ac.jp/)で、実際に行われた適性試験の問題を見ることができます。
(2) 財団法人・日弁連法務研究財団主催の適性試験
  日弁連法務研究財団主催の適性試験は、「第1部 論理的判断力を測る問題」「第2部 分析的判断力を測る問題」「第3部 長文読解力を測る問題」「第4部 表現力を測る問題」の、四部構成で行われます。
試験時間は各部40分ずつで、解答は、第1部〜第3部はマークシート方式によりますが、第4部だけは論述式(字数制限なし)です。
満点は、第1部〜第3部が100点ずつで、第4部は採点されません。(各法科大学院が独自に採点します)
一問あたりの配点はやや特殊で、「100点を、各部の問題数で割った点数」となります。すなわち、例えば問題数が20問であれば、一問あたりの配点は「100/20」で5点、問題数が23問であれば、一問あたりの配点は「100/23」点となります。(つまり、合計が100点になるように、各問題に平等に点数が配分されているということです。)
問題数は年度によって異なりますが、2005年度は「第1部 論理的判断力を測る問題」が23問、「第2部 分析的判断力を測る問題」が21問、「第3部 長文読解力を測る問題」が20問でした。

     

2007年度適性試験日程
 
  出願期間 試験日
大学入試センター適性試験

4/23(月)〜5/8(火)

6月24日(日)
日弁連法務研究財団適性試験

書店申込:4/2(月)〜5/8(火)
※5/9(水)消印有効

6月10日(日)
  ※詳しくは各主催団体の実施要項をご確認ください。  

適性試験主催団体サイトへのリンク
 

大学入試センター、日弁連法務研究財団が主催する適性試験に関する情報(過去問など)が、各主催団体のサイトで公開されています。

 
(1) 独立行政法人・大学入試センター主催の適性試験
 

【独立行政法人・大学入試センターWebサイト】

http://www.dnc.ac.jp/

【法科大学院適性試験ページ】

http://www.dnc.ac.jp/houka/houka_index.htm

(2) 財団法人・日弁連法務研究財団主催の適性試験
 

【財団法人・日弁連法務研究財団Webサイト】

http://www.jlf.or.jp/

【法科大学院統一適性試験ページ】

http://www.jlf.or.jp/tekisei/index.shtml

 
2006年の適性試験結果(参考)
 
  独立行政法人・
大学入試センター主催の
適性試験結果
財団法人・
日弁連法務研究財団主催の
適性試験結果
受験者数 16,630名(志願者数 18,450名) 11,213名※(志願者数 12,433名)
第1部
平均点(満点)
33.96点 (50点) 57.9点 (100点)
第2部
平均点(満点)
30.83点 (50点) 50.2点 (100点)
第3部
平均点(満点)
61.3点 (100点)
総合
平均点(満点)
64.79点 (100点) 169.4点 (300点)

※日弁連の受験者数は入学有資格受験者数(大学1年生・2年生および19歳以下の受験者を除いた受験者数)。平均点も入学有資格受験者数をもとに出している。

 
2005年の適性試験結果(参考)
 
  独立行政法人・
大学入試センター主催の
適性試験結果
財団法人・
日弁連法務研究財団主催の
適性試験結果
受験者数 17791名(志願者数 19859名) 9579名※(志願者数 10725名)
第1部
平均点(満点)
26.58点 (50点) 59.1点 (100点)
第2部
平均点(満点)
29.87点 (50点) 45.9点 (100点)
第3部
平均点(満点)
55.0点 (100点)
総合
平均点(満点)
56.45点 (100点) 160.0点 (300点)

※日弁連の受験者数は入学有資格受験者数(大学1年生・2年生および19歳以下の受験者を除いた受験者数)。平均点も入学有資格受験者数をもとに出している。

 
2004年の適性試験結果(参考)
 
  独立行政法人・
大学入試センター主催の
適性試験結果
財団法人・
日弁連法務研究財団主催の
適性試験結果
受験者数 21344名(志願者数 24036名) 12249名(志願者数 13993名)
第1部
平均点(満点)
25.32点 (50点) 69.7点 (100点)
第2部
平均点(満点)
27.42点 (50点) 53.8点 (100点)
第3部
平均点(満点)
63.4点 (100点)
総合
平均点(満点)
52.74点 (100点) 186.9点 (300点)

2003年の適性試験結果(参考)
 
  独立行政法人・
大学入試センター主催の
適性試験結果
財団法人・
日弁連法務研究財団主催の
適性試験結果
受験者数 28340名(志願者数 31301名) 18355名(志願者数 20043名)
第1部
平均点(満点)
28.89点 (50点) 56.68点 (100点)
第2部
平均点(満点)
34.18点 (50点) 65.14点 (100点)
第3部
平均点(満点)
55.10点 (100点)
総合
平均点(満点)
63.07点 (100点) 176.91点 (300点)
追試 ※2003年度の大学入試センター主催適性試験は、初年度であり適性試験についての周知が充分でなかったとの事情から、特例によって2回行われました。
受験者数 7181名(志願者数 8565名)
第1部
平均点(満点)
26.31点 (50点)
第2部
平均点(満点)
33.48点 (50点)
総合
平均点(満点)
59.80点 (100点)
  ※試験結果の詳細は各主催団体のサイトで公開されています。


Copyright 2000-2004 TATSUMI Co.,Ltd. ALL Right Reserved.