HOME > 法科大学院 > 2015年度版(平成27年度入試)法科大学院合格体験記

 
■公開:2016年02月04日
 
 辰已法律研究所に寄せられたロースクール合格体験記の一部につき、掲載しています。
 ロースクール入試は受験生それぞれの属性に応じた対策があり、受験行動も様々です。ロースクール専願、予備試験との併願、既修コース・未修コースの併願など、ご自身に合った体験談をぜひ参考にしてください。
 冊子版の「予備試験 大学在学中/ロースクール入試 合格体験談」は、こちらからご請求ください。ご自宅に無料でお送りいたします。
 

※下記をそれぞれクリックすると合格体験談を読むことができます。
  No.1  R.Oさん(東北学院大学法学部出身)  「遠回りこそ大事にするべき」
  No.2  R.Yさん(大阪市立大学法学部出身)  「勉強の方向性が重要」
  No.3  K.Sさん(東京大学法学部出身)  「適性試験は演習を重ねるのが大事」
  No.4  K.Kさん(北海道大学法学部出身)  「作戦を立ててコツコツ勉強」
  No.5  K.Iさん(日本大学法学部出身)  「適性も法律科目も過去問と演習が大事」
  No.6  H.Mさん(中央大学法学部出身)  「ロー入試は「基本の基本」が大事」
  No.7  K.Oさん(立命館大学法学部出身)  「社会人として働きながら入学・通学を目指す方へ」
  No.8  S.Kさん(立命館大学法学部出身)  「ロースクール入試を振り返って」
  No.9  M.Yさん(中央大学法学部出身)  「えんしゅう本を使って効率的に答案の型を押さえる」
  No.10  Y.Kさん(中堅私立大学法学部出身)  「基本を押さえることを忘れない」
  No.11  M.Uさん(中央大学法学部出身)  「私のロースクール受験」
  No.12  S.Tさん(専修大学法学部出身)  「実践で辰已の模試を活用」
  No.13  M.Yさん(一橋大学法学部出身)  「辰已のゼミで実力を向上」
  No.14  M.Mさん(中央大学法学部出身)  「苦手な適性をコツコツと」
  No.15  R.Kさん(中央大学法学部出身)  「趣旨規範ハンドブックで情報一元化」
  No.16  Y.Mさん(福岡大学法学部出身)  「夢へのスタートラインに立つために」
  No.17  Y.Iさん(一橋大学法学部出身)  「メリハリをつけた受験対策を」
  No.18  H.Aさん(中央大学法学部出身)  「私のロースクール受験」
     

  
「遠回りこそ大事にするべき」
No.1 R.Oさん
●合格法科大学院
・東北大学法科大学院・未修既修併願
・明治大学法科大学院・未修既修併願(全額免除)
○出身大学
・東北学院大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   子供の頃から人や社会に貢献できる仕事がしたいと考えており、大学入学後に法律に触れたことで、様々な形で社会貢献ができる法律を扱う法曹という仕事に憧れを抱き、目指そうと決意するに至りました。
■ロースクール受験について
   ロースクール受験を決めたのは大学1年の早い段階でしたが、法律学独特の雰囲気に慣れるまで時間がかかり、本格的に勉強らしい勉強を始めたのは大学3年の初め頃からでした。受験態様としては併願を利用しましたが、費やす時間や費用を考えると既修で合格しなければならないと自分に言い聞かせて日頃の勉強に臨んでいました。結果的はそのような自分へのプレッシャーが原動力となっていた気がします。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 自分には「適性試験の適性がない」と思うほど適性試験が苦手であることを自覚しながら、本格的に対策を始めたのは本番直前の数か月前でした。時間があまり無いと感じたため、テクニック本のようなものは読まず、ひたすら過去問を解きまくりました。この際、本番よりも短い制限時間を設け、同じ問題を何度も繰り返し解く方法を採ったことで、時間の感覚と適性試験特有の問題の解き方を「身体で覚える」ことができたように感じます。適性試験対策で大切なのは「反復練習」だと思います。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 前述のように、私は既修での合格を目指していたので未修対策は全くしていませんでした。よって、以下では法律科目において自らが採った勉強法を述べます。
 まず、最も重視したのは基本書と判例集です。これらに書いてある基本的な事項は必須のものであり、これを離れて法律科目の勉強は成り立たないと考えたからです。そして、これらを何度も繰り返し読み、自分の頭で考え、「覚える」ではなく「血肉とする」意識を持って取り組みました。時間のかかりそうな勉強法ではありますが、基礎・基本が重要な法律学においては「急がば回れ」の勉強法こそ結果につながると思います。
 また、過去問を何度も解きました。受験する大学院の過去問を全て解くことはもちろんですが、それ以外の過去問も積極的に解き、「問題に慣れる」ことが大切だと思います。しかし、全ての問題でフルスケールの答案を作成するのは時間がかかります。そこで私は、各問題につき(やや詳しめの)答案構成を作成するにとどめ、解く問題の量を増やしました。これは時短、かつ、しっかりと問題と向き合うことができ効率が良かったと思います。

■辰已講座および書籍の活用について
   大学1〜2年次に「原孝至・基礎講座」を利用し、憲民刑商訴の6科目についての基礎を一通り学びました。未だ法律学に馴染んでいない時期に受講したため、その全てを身につけることはできませんでしたが、早い段階で各科目の内容を講義形式で体験することで、その後の学習においてのヒントが得られ、初見の論点や知識を潰すことができたと思います。3年次以降の勉強の基礎固めに非常に役立ちました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   法律科目は身につけるべき知識は膨大で、勉強に多くの時間が必要です。しかし、ロースクール受験は基本を押さえた勉強さえできれば誰でも突破できるものだと思います。無理に近道をしようとせず、「急がば回れ」と思ってコツコツ努力することが大切だと思います。

  
「勉強の方向性が重要」
No.2 R.Yさん
●合格法科大学院
・九州大学法科大学院・既修者コース(半額免除)
・西南学院大学法科大学院・既修者コース(全額免除)
・立命館大学法科大学院・既修者コース(全額免除)
○出身大学
・大阪市立大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私は、高校生のときに、模擬裁判に携わる機会を得ました。その際に、弁護士の先生方と出会い、弁護士という職業の格好よさに触れ、また、同時に漠然とした憧れを抱いたことがきっかけです。
■ロースクール受験について
   大学1回生の頃からロースクールに行くことも考えてはいたのですが、金銭的な面から、進学は躊躇していました。しかしながら、弁護士の先生方との出会いを通じて、法曹という職業への憧れが大学在学中に強まり、ロースクールへの進学を決心しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 最初に適性試験対策を意識したのは、通信で受講した、ラクラク適性試験(黒木講師)を1月に視聴したときです。
 というのも、2月頃から、辰已の適性試験模試を受験する予定だったので、それまでに一応の感覚は掴んでおきたかったからでした。
 2月から5月前半にかけては、模試の復習や、2008年くらいからの過去問を、定期的に解く程度しかやっていません。
 もっとも、私の反省としては、やはり少なくとも4月頃からは、第1部から第3部のいずれかだけでも良いので、40分という時間感覚と、それぞれの問題のポイントを叩き込むという勉強を1日1回は、必ずすべきだったと思います
 私は、毎日勉強をし始めたのが、5月の予備試験後からだったので、1回目は特に成績が芳しくなく、2回目まで毎日、適性試験対策をせざるを得なくなってしまいました。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 法律試験対策としては、市販の問題集を1冊と、西口先生の論文講座で取り扱われた問題とをひたすら繰り返し解きました。
 私は、基本書を読んでも、あまり効率的に知識を吸収できるタイプではありませんでした。そのような場合はやはり問題集が有効だと思います。問題集を、最初はアウトプットというよりもインプットに用いることで、事例に対応した知識を効率よく吸収し、かつ、意識的に暗記しようとする努力をしながら読むことができます。私は、最初、法律は理解してから暗記するものだと思い込んでいましたが、必ずしも正確ではなく、暗記した後、理解が伴ってくることが相当数あります。そのために、わからないことでも意識的に暗記する努力は必須です。
 単体では意味が分からない知識も、事例と相まって、知識の使い方を知り、初めて理解につながることが多々あります。したがって、問題集を勉強の基本にすることは、意味があることです。問題集を何度も繰り返すうちに、答案とは違った法律構成が浮かんだり、疑問がでてくるので、そのときは、基本書に立ち返って確認します。
 私は、時間的に余裕がなくなり、基本書に立ち返っていく作業が不足したので、問題集をメインにする方は、どうか基本書に立ち返るところまでを勉強として、計画を立ててください。

■辰已講座および書籍の活用について
   法律科目については、西口先生の2014年度入門講座と2015年度答案力養成講座を受講しました。
 西口先生の入門講座は、特に独学で結果が出ていない方にはおすすめです。以前の私も含め、独学で結果が出ていない方は、単に努力不足なだけではなく、何らかの遠回りしている可能性があります。
 西口先生は、知識だけでなく、司法試験やロー入試という道の歩き方をしっかり教えて下さるので、受講と同時並行で短答の過去問や、論文の問題集に向き合うことで結果はついてくるはずです。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   試験に合格するためには、時間は絶対的に必要ですが、それは、勉強が正しい方向に進んでいる場合というのが絶対条件です。
 私は独学のとき、時間はしっかりかけていたつもりでしたが、結果は全く出ませんでした。
 入門講座を受講し、西口先生から方向性を示して頂いたのちは、感覚的には、以前よりも勉強時間は少なくなった気がしますが、1日の勉強で吸収する知識の質も、量も以前とは比べものになりません。
 独学にしても、予備校を利用するにしても、自らの進む方向を間違えないように勉強することが大切です。
 友人や先輩の勉強方法や、予備校の先生の教えを活用して、最短の道を歩いていくことができるように、お互い頑張りましょう。

  
「適性試験は演習を重ねるのが大事」
No.3 K.Sさん
●合格法科大学院
・東京大学法科大学院・既修者コース
○出身大学
・東京大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   大学入学当初は法科大学院や予備試験の存在も知らず、法学部といえば法曹、と漠然と考えていたくらいでしたが、将来資格を持って働きたいとはずっと思っていました。そんなときに大学で開かれていた資格相談会に立ち寄り、予備試験制度を知って、目指してみようという気になりました。本格的に勉強を始めたのは、サークルを引退して暇ができた2年の秋頃だったのですが、その頃には周りにも予備試験を目指して勉強する友人が多く、私も彼らに感化されて予備試験対策を始めました。
■ロースクール受験について
   4年生で予備試験の最終合格を目指すことになったので、ロースクール入試と併願することにしました。ただ、予備論文の1週間後にある既修者試験の対策をできる気がしなかった上に、あくまでも強気で予備試験に臨みたかったため、私大ローには出願しませんでした。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 対策は、予備試験の短答が終わった後、2週間で行いました。まずは過去問を解いてみましたが、全く時間が足りない上に、第2部では解き方すら分からないものもあり、これはまずいと思って適性試験対策講座を受講し、典型問題の解法を学びました。また、過去問についても、1日1部を時間を計って解き、全回2回ずつ解いたと思います。適性試験は才能によるところも大きいと思いますが、私はあまり得意ではなかったので、慣れるようひたすら過去問や類問にあたりました。その意味で、適性試験オープンや適性試験全国模試を通して多くの演習を積めたのはよかったと思います。第1回適性試験で、自分が目標としていた点数は一応取れたので、第2回では直前に少し確認する程度にとどめ、予備論文の勉強に徹することができました。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 予備論文には落ちたと思っていたので、ロー入試は絶対に失敗できないと思い、9月から論文の勉強を再開させました。ただ、万が一口述に進めた場合のことも考えて、刑法の基本書を通読したり、要件事実を復習しながら民法の論証を見返したり、民事・刑事中心の勉強をしていました。また、この時期に、辰已の予備試験用のゼミで知り合った、東大志望の友達と3人で自主ゼミを組み、過去問を解き始めていました。予備論文合格発表後も前述の自主ゼミは続けたので、刑事は口述対策にもなると思って、口頭で友人に解説するという形で過去問を10年分解きました。公法・民事は友人が分析してくれた過去問の傾向を聞いていただけですが、それでかなりロー入試のイメージがつかめました。口述後はだらけてしまい、ロー入試数日前から商法と公法の確認をざっとしただけなのですが、自主ゼミのおかげで無事合格することができました。

■辰已講座および書籍の活用について
   適性用の講座として、適性試験対策講座、適性試験オープン、適性試験全国模試を受講しました。特に、適性試験対策講座は、第2部で出題可能性のある類型ごとに講義形式で解説がなされるというもので、第2部に苦手意識があった私にとって非常にありがたかったです。試験当日も、直前までこの講座のレジュメで解法を確認していました。また、『ロースクール適性試験パーフェクト ぶんせき&とき方本』で2年分、計4回の過去問を時間を計って解きました。他の適性過去問集よりも解説が詳しく、勉強になりました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロー入試を受ける方の多くが予備試験も併願なさると思いますが、予備試験を本気で目指している方であれば、知識面では何の問題もなく、ロー入試を突破できると思います。もっとも、適性試験は天賦の才がある一部の方を除いて、過去問対策が不可欠です。周りでも皆予備短答後から適性対策を始めていたので、過度に恐れる必要はないと思いますが、問題形式に慣れるまで類問を解いて下さい。また、二次については情報戦の側面も大きいと思います。私は先輩から10年分の過去問を戴き、友人と自主ゼミを組んで徹底的に分析しました。合格者再現答案も併せて分析しましたが、かなりおかしなことを書いているものも少なくなく、予備試験に比べると高いレベルは要求されていないように思えました。時間配分と解答用紙の形式に慣れ、受験生の大半が書けることを無難に書けば、ロー入試は合格できると思います。ぜひ頑張って下さい。

  
「作戦を立ててコツコツ勉強」
No.4 K.Kさん
●合格法科大学院
・京都大学法科大学院既修者コース
・大阪大学法科大学院既修者コース
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
・中央大学法科大学院既修者コース
・同志社大学法科大学院既修者コース(全額免除)
○出身大学
・北海道大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   中学生の頃、実家の近くにある弁護士事務所を継ぎたいな、と思ったことがそもそものきっかけです。
■ロースクール受験について
   実家は地方にあるのですが、そこで働く前に都市(東京・大阪・京都)で修業を積んでおきたいと考えています。そのため、就職活動での有利さを考慮し、東京・大阪・京都のロースクールを志望しました。志望校選びの際には、司法試験の合格率も意識しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 『適性試験パーフェクト分析&とき方本』を用いて、何度も過去問を解きました。演習量を増やすため、適性試験オープンや適性試験全国模試も受けました。3月に初めて適性試験の過去問を解いたときには160点程度しかとれませんでしたが、本番ではとりあえずの目標だった200点を超えることができました。特に既修者コースでは、適性試験の結果はあまり考慮されないので、下位15%に食い込まなければ法律科目で十分挽回できると思います。
 
(2)法律科目対策について
 大学2年生の頃から予備スタ論を受講し、試験の度に『趣旨規範ハンドブック』を読み返しており、論文式試験に対して免疫はついていました。ロースクールの論文式試験の対策としても『趣旨規範ハンドブック』を読み直しました。加えて、予備試験や(新・旧)司法試験の過去問を解いたり『受験用最新重判』を読んだりしていました。これらの問題や判例をもとにロー入試の問題が作成されていたことも少なくないので、時間のある人はこれらにあたってみるのもよいと思います。
 ロースクールの過去問には3年分ほど目を通し、問題の内容・難易度・形式は確認しましたが、実際に答案にして解きはしませんでした。これらは年によって異なりうるものだし、解説のない場合が多く、問題を解きっぱなしにして自己満足で終わってしまいかねないと考えたからです。しかし、過去問から類題が出題されたことがあり、誤算もありました。

■辰已講座および書籍の活用について
   よく言われることですが、予備試験用の勉強はそのまま法科大学院入試に活きてきます。実際、予備スタ論や『趣旨規範ハンドブック』で学んだことはロースクール入試でも活かせました。辰已の答練や模試は他の予備校と比較して受験者数が多く、そこでよい成績をとれると本番の試験の自信につながります。また、辰已の講座や書籍はどれも解説がしっかりしているため、読み込めば確実に実力アップにつながると思います。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   日々コツコツ勉強していれば、ロースクール入試はあまり恐れないでもよいと思いますが、ただ漫然と勉強するだけではマンネリ化してしまいます。ロースクール入試にあたって受験する試験ごとに目標を立てて、自分の実力や学習状況等から今の自分が目標達成のために何を勉強すべきかを考え、一つ一つ課題をつぶしていく感覚で勉強すると、マンネリ化せず楽しく勉強できるのではないかと思います。課題をこなした先に合格通知を見ると素直に嬉しいものです。応援しています。

  
「適性も法律科目も過去問と演習が大事」
No.5 K.Iさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院既修者コース(半額免除)
○出身大学
・日本大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が法曹を目指したのは、最初はなんとなくです。大学に入学したからには何かに挑戦したいと漠然と思っていました。ただ、大学の授業や法曹の仕事としての無限大の可能性を知ることでその夢が徐々に具体化していきました。
■ロースクール受験について
   私は法学部でしたので、1年の頃から法律の勉強はしていましたが、テスト前に必死に詰め込むというもので、とても勉強していたと呼べるものではありませんでした。正直、私のようなもので司法試験に合格できるのかという不安もあり、大学3年まで就職活動するか、ロースクールに進学するか迷っていました。しかし、将来のことを真剣に考え、大学3年の夏ごろにロースクールに進学することを決心しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 対策は主に3月に入ってから始めました。少し遅すぎたかなという実感があります。私は、法律科目の勉強が遅れていると感じていたので、3月までは適性試験について全く勉強していませんでした。正直、適性試験を最初に解いたときはヤバいと思いました。点数が全く取れませんでした。下位15%の点数を取ることもありました。そこからは、適性試験の勉強時間をの比重を増やしました。具体的な勉強方法はとにかく過去問をやること、辰已の『適性試験オープン』を受講することを行いました。このときに注意すべき点は、まず過去問をやるときには必ず時間を計って行うことが大事です。適性試験は時間との勝負です。だから問題1つにどれだけ時間をかけるかを計算しないと時間切れになってしまいます。最初は時間をオーバーすることもありましたが、徐々に感覚を掴んでいきました。次に過去問や模試を解いてもやったままにせず復習することが大事です。同じ問題が出題されることはありませんが、類似の問題は出されることが多いからです。
 
(2)個別入試(法律科目)対策について
 私は既修で受験したので、以下、法律科目の対策を書いていきます。
・法律科目の対策
 法律科目は、主に受験するロースクールの過去問と旧試験の過去問を解いていました。ここで私は書くということを必ず実践しました。なぜ書くことを意識したかというと、まず基本書や参考書を読んで頭に入っていても、実際に答案に文章として表せなければ意味がないからです。次に時間配分です。ロースクールによって試験時間はバラバラですが、なかには問題量の割に短いと感じるところもありました。だから、実際に書いてみて、自分の書くスピードはどれくらいなのか把握しておくことも大事です。

■辰已講座および書籍の活用について
   適性試験オープン、適性試験全国模試を受講しました。模試は個人で勉強するときには感じることができない雰囲気を味わえるのでいいと思います。また、模試を受けると分析表みたいなものが送られてくるので、自分が現在どのくらいの位置にいるか客観的に分かります。書籍では、『条文・判例本 民法』を使っていました。条文、条文の趣旨、論点、判例がコンパクトに掲載されているので、すぐに復習したいときに非常に便利でした。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロースクールに進学し、司法試験を目指すというのはかなりリスクの高い道だと思います。リスクを取るということは非常に怖いことですが、楽しいことでもあります。自分の可能性に私はかけてみたいと思いました。ロースクール進学に少しでも興味を持ったら、各ロースクールの説明会などに行くなど行動してみたほうがいいと思います。そうしたらその思いが強くなるかもしれません。人生は選択の連続です。もしみなさんがロースクールの進学という道を決心したならば、全力で突き進んでください。応援しています。

  
「ロー入試は「基本の基本」が大事」
No.6 H.Mさん
●合格法科大学院
・東京大学法科大学院既修者コース
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
・中央大学法科大学院既修者コース(全額免除)
○出身大学
・中央大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私は、小学生の頃から弁護士になることを目指していました。その頃はぼんやりとしたビジョンしか持っていませんでしたが、大学に入って少年事件を扱ってみたいと思うようになりました。
■ロースクール受験について
   法律の勉強を始めたのは1年生の終わりで、3年生くらいから予備試験合格を目標に勉強していました。4年生で短答に落ちてしまったので、そこからは東京大学ロースクールの合格を目指しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 ロー入試の1年前と半年前に一回分解いて、適性試験が苦手かどうか様子を見ました。幸い私は苦手ではなかったので、過去問をやり込むのは予備試験の短答の後からで十分と判断し、勉強計画を立てました。自分が得意か苦手かを見極め、過去問の解く年数や勉強時間を決めましょう。
 適性試験は、時間さえあれば大半は解ける問題ですから時間管理が特に大事です。なので、私は適性試験全国模試を受講し、40分を10分ずつに区切って、その時間で解けなければ次に進むように意識しました。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 私立ロースクールを受験した感想は、問題演習をたくさんこなしていたら合格できるということです。もちろん、数をこなすうえで、基本事項を理解できるか確認する、覚えるべき定義・規範はしっかり覚える等の過程が大事になります。そして、司法試験合格者はよく「基本」ができていれば司法試験に合格できると口にしますが、その意味では私立ロースクールは「基本の基本」が理解できていれば合格できると私は考えます。過去問は半年前から予備試験短答までに一通り解き、直前期に時間配分も兼ねて数年分の過去問を実際に書きました。過去問で出題されたところは趣旨規範ハンドブックにマークしたりして、直前期の確認に役立てました。
 これに対し、国立ロースクールは典型的な事例とはいかず、しっかり考えさせる問題が多く難しいです。そこで、私立が終わってからは百選の判例を読み、場合によっては解説も読んで自分の理解を深めました。
 また、総じてロースクール入試では時間制限が厳しく、時間内に答案を書きあげる訓練は欠かせません。なので、過去問を解き、答案を書くことは非常に大事です。

■辰已講座および書籍の活用について
   先に述べたように、適性試験全国模試を受講しました。また、今までの勉強では、えんしゅう本も使用していました。また、趣旨規範ハンドブックは過去問の出題をまとめたり、書き込みができて非常に使いやすいです。判例の事案やポイントなどを書き加えて使用していました

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   このように言うと、ロースクールに合格することは簡単なのではと思う人がいるかもしれませんが、毎日の勉強を大事にしてください。私も勉強をサボることがありましたが、危機を感じて直前期はしっかり勉強しました。ましてや司法試験に受かりたいならこのタイミングで自分を追い込むことは有益だと思います。ロースクールに入学すると忙しく、中には入学時の学力で司法試験を受けると考えろ、という人もいます。何もなく勉強できる時間は非常に貴重ですから、有効活用して、ロースクール入試を乗り越えてください。

  
「社会人として働きながら入学・通学を目指す方へ」
No.7 K.Oさん
●合格法科大学院
・成蹊大学法科大学院既修者コース(全額免除)
・日本大学法科大学院既修者コース
○出身大学
・立命館大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が法曹を目指したのは、これまでの職務経験を通じて、社会的・経済的弱者に対する法的支援の重要性や法律を勉強することの楽しさを感じたことに加え、今後のキャリア形成を考え、より専門的、主体的、直接的に人や社会に貢献できる仕事をしていきたいと考えたことから、法曹を目指すに至りました。
■ロースクール受験について
   新卒から社会人として働き、また家庭もありましたので、キャリアの継続性やリスク回避の観点から、退職して専業受験生をするのではなく、働きながら法曹を目指すことにしました。予備試験を一度受験しましたが、残念ながら短答で不合格でしたので、今後の進路を再考した結果、有職者が働きながら通学できる平日夜間・土曜開講の法科大学院への入学を決意しました。そして、学部時代に一応法律を学んだ経験があったことや、現職との兼ね合いからできるだけ早く法曹になりたいと考え、既修者コースを受験しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 対策は、平成27年5月の予備試験の短答試験が終わってから始めました。既に直前期で、また平日はフルタイムで仕事があり、とにかく時間がありませんでしたので、過去問を解き、問題の特性に慣れること、実際の解答時間と同様に時間を測って過去問を解くことのみを行いました。しかし、トレーニング不足のため、本番は、時間不足とマークミスをしていまい、平均点程度の得点しか得られませんでした。適性試験は、時間を測ってできるだけ多くの問題を解き、訓練することが重要であると思います。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 私は既修専願で、受験先は、いずれも法律科目のみでした。法律科目の対策については、それぞれのロースクールの過去問を解くことしかできませんでした。答案構成を行いながら、基本書、演習書や辰已の条文判例本の該当部分を参照し、理解することにつとめました。仕事をしながらの勉強のため、時間がなく、このような対策で精一杯でした。

■辰已講座および書籍の活用について
   「ロースクール適性試験パーフェクト分析&とき方本」を使用し、過去問対策を行いました。本番当日も、これのみを会場に持ち込み、最後まで、解法のイメージをインプットしました。また、講座は、無料だった「辰已プレ適性試験オープン」を受講しました。適性試験は、スピード勝負であり、とにかくトレーニングを積むことが有用で、過去問以外の問題にも触れることができ、良かったと思います。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   私は、働きながらロースクールへの入学、そして法曹を目指すことを決意しました。決意にあたっては、ロースクールの説明会に何度も足を運び、また実際に社会人として働きながら通学し、司法試験に合格した方の話も伺い、慎重に検討しました。働きながらの通学は、相当な労力が必要となると思いますので、ご自分の仕事、家族との関係などを踏まえて検討されることをお勧めします。
 司法制度改革の理念からすれば有職者にももっと門戸が広がるべきだと思いますし、働きながら司法試験にチャレンジし社会経験を積んだ多様な人材が法曹となることを願っています。私も、その一人となれるよう、これから頑張りたいと思います。

  
「ロースクール入試を振り返って」
No.8 S.Kさん
●合格法科大学院
・大阪大学法科大学院既修者コース
・神戸大学法科大学院既修者コース
・同志社大学法科大学院既修者コース(全額免除)
・立命館大学法科大学院既修者コース(半額免除)
○出身大学
・立命館大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   高校の頃に漠然と法曹に憧れを抱き、法学部へ入学しました。学部時代で法律のおもしろさをより一層感じ、将来は法律を使う仕事に就きたいと考え、法曹三者の方々に実務のやりがい等を聞く機会があったのもあり、自分も法曹を目指したいと決めました。
■ロースクール受験について
   家庭の事情により関西圏のローのみの受験となりました。その中でも定評のある国立ローが目標でしたが、金銭面的に私立ローで授業料の免除を取っておくことは得策であると考えたため、国立・私立の既修者コースを受験しました。特に私立ローは国立ロー前の腕試しとして最適で、一部の私立ローでは点数を開示してくれるので、今後の復習として有効活用できます。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 3回生の春休みに問題を数年度分解き、本格的な対策を4回生の4月に入ってから始めました。「適性試験パーフェクト―分析&とき方本」で過去問を繰り返し解き、適性試験全国模試を受講しました。特に第二部が苦手で本番まで苦しめられましたが、これらを通じて苦手意識を解消しました。
 適性試験は最初解いた際に半分以下の正答率で物凄く焦りましたが、繰り返し解くと段々コツが掴めるようになりました。問題は解けても、最終的には問題を時間内に正確に解ける必要があるので、時間を計り問題を解く訓練をひたすら積むことが有用かと思います。
 
(2)個別入試(法律科目)対策について
 まずは自分の志望する法科大学院の過去問を実際に解き、自分の現在のレベルを知るべきです。なぜなら、自分が今後何をすべきかが明確になり効率的な勉強計画を立てることができるからです。計画を立てる際には常にアウトプットを念頭に置き、インプットをバランス良く積み重ねることが必要なことだと思います。
 もっとも、答案の書き方や型などは独学では難しい部分であるため「答案力養成講義」や「答案力養成答練」を受講しました。実際に答案を書き、答案を人に見てもらうことで答案の書き方や改善点を学べる良い機会となりました。また、受験生が避けがちな実際に答案を書くという作業をするペースメーカーにもなり、非常に有用でした。

■辰已講座および書籍の活用について
   特に「趣旨規範ハンドブック」は重宝し、「趣旨規範ハンドブック」に記載されていることをベースに情報を全て集約させました。インプットに関して言えば目的意識もなく基本書を読むだけではすぐ忘れてしまい、貴重な時間をロスしてしまうため重要なことはすぐ「趣旨規範ハンドブック」に書き込み、適宜修正し、即暗記するというサイクルを意識しました。そうすることで、徹底的に基礎的な事柄を頭に入れることができました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   昨今のロースクール事情については厳しい目が向けられていますが、そのような状況だからこそロー入試期間は法曹になりたいと夢見る人にとって、より一層『なぜ法曹になりたいのか』を見つめ直す良い機会であると思います。嫌でもステメン作成時に考える必要がありますが、心の底から考え抜いて出した答えは今後の入試期間を支えてくれるはずです。実際私も不安で眠れないことが幾度もありましたが、その度に救われました。
自分が出した答えを信じ、自分の行きたいロースクールに合格されることを願っております。

  
「えんしゅう本を使って効率的に答案の型を押さえる」
No.9 M.Yさん
●合格法科大学院
・一橋大学法科大学院既修者コース
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
・中央大学法科大学院既修者コース(全額免除)
○出身大学
・中央大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私は、裁判傍聴や刑務所見学をするうちに、罪を犯した者を更生させて、社会に復帰させることを通じて、社会貢献をしている検察官に憧れをいだくようになりました。
■ロースクール受験について
   周囲にロー受験を目指す人が多かったので、大学1年次は漠然と法律の勉強をしていました。大学で裁判傍聴等に何度もいくうちに、上記のような目標を固めていきました。検察官になるには司法試験の受験資格が必要なので、ロースクールへの進学を決めました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 私は、適性試験の過去問を大学3年次に解いてみたとき、とても低い点数を取りました。そこで、私は適性試験が苦手なのだと自覚し、早めに対策を始めることにしました。具体的には、辰已の適性試験パーフェクトを、受験する前年の12月頃から毎日少しずつ解いていきました。適性試験を苦手とする人の多くは、適性試験のような問題が嫌いであるために、対策が遅くなってしまうのではないかと思います。毎日少しずつなら、嫌いな適性試験であってもそこまで苦ではありません。それに、適性試験は時間をかければかけるほど点数が伸びるものです。いかに継続的に対策していくかがカギだと思います。また、直前期に辰已の適性試験全国模試を受講しました。この模試を通じて、未見の問題に遭遇したときの現場思考力を高めました。この模試の解説についてきた適性試験問題パターン分類表は、適性試験過去問をパターンごとに分類するのに役立ちました。適性試験の問題にはパターンがあるので、どのパターンの問題を解いているのか把握することは、解き方の指針を得るうえで非常に重要です。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 私は、大学1年次にまず基本書を読むことから始めました。しかし、基本書を読むのは時間がかかるし、高得点がつく答案を書くことができませんでした。そこで、辰已のえんしゅう本を使って答案を書く練習をしました。この問題集は、全範囲網羅的に旧試等の良問を題材として答案構成がのっており、比較的短時間で答案の型をおさえることができます。そして、わからないところを基本書で調べることにしました。解き終わったら、間違えた箇所・わからなかった箇所については、全科目趣旨規範本に書き込んで、それを繰り返し読んでいました。こうすることで、点数になる知識を繰り返し記憶していました。ロー入試直前期には、辰已の法律科目全国模試を受講しました。この模試を通じて、自分のレベルを客観的に知ることができ、自信がつきました。ロー入試は結局相対評価なので、自分以外の受験生がどのくらいのレベルなのか知ることは、入試対策上重要だと思います。全国模試国立編は、私立入試が終わった後の中だるみ防止にも役立ちました。

■辰已講座および書籍の活用について
   えんしゅう本、趣旨規範本、適性試験パーフェクト、肢別本、総択、適性試験全国模試、法律科目全国模試(私立・国立)を活用しました。肢別本は繰り返し解くことで、既修者試験にも対応できました。予備試験前に肢別本を一通りやっておいたので、既修者試験前は焦ることなく乗り越えられました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   法律の勉強は長期戦です。そんなときに支えてくれるのが、良き友だと思います。一緒に勉強する仲間も重要ですが、それと同程度に重要なのが、自分と全く違う進路に進む友人です。法律の勉強がはかどらないとき、模試で低い点数をとってしまったとき、違う進路に進む友人と話すと、自分の悩みは小さなものだと感じさせられます。良き友を沢山作って、頑張ってください。

  
「基本を押さえることを忘れない」
No.10 Y.Kさん
●合格法科大学院
・早稲田大学法科大学院既修者未修者併願
○出身大学
・中堅私立大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   小学生のころから責任感が強く、法律が好きだったので法律を使った仕事がしたいと思い法曹を目指しました。
■ロースクール受験について
   予備試験を受験しましたが大学在学中に受からなかったので、もともと考えていた法科大学院ルートでの司法試験を目指しました。また、念のために、未修者コースも併願しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 対策は4月の後半になってから始めました。過去問を10年分、時間を守って解きました。そのほかには市販の適性試験対策問題集を使って演習を繰り返しました。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 私は既修未修併願で受験したので、以下、法律科目の対策と小論文の対策に分けて書いていきます。
・法律科目の対策
 法律科目は、とにかく入門講座の復習に力を注ぎました。過去問を調べても基本が出題されていることが多く、基本ができなければダメだということを実感したからです。入門講座のテキストと基本書を往復し、市販の演習書の問題を解きました。解けなくても先に進みとりあえず1冊終わらせることに尽力しました。また、答案を書くというところまでせずに、答案構成までで終わらせることもありました。そのあとはしっかり解説を読んでポイントをおさえていきました。
・小論文対策
 法律科目を主に勉強していたので小論文対策に多くの時間を割くことはできませんでした。また私は昔から小論文を書くことに抵抗はなかったため、7月に小論文全国模試を受講し、時間を守って解くことの重要さと他の受験生との差を確認しました。そのほかには受験校の過去問のテーマをチェックして、そのテーマに関して抵抗なく小論文が書けるように準備しました

■辰已講座および書籍の活用について
   講座としては、大学1年のときに入門講座を受講しました。大学と提携している講座ということでとても安価な価格で受講することができました。そのほかには小論文全国模試を受講しました。実際に自分が書いた小論文を添削していただき、どこが良くてどこが悪かったかがしっかりわかりました。
 書籍は趣旨規範ハンドブックを活用しました。入門講座のテキストの情報量は膨大で、試験当日に持ち歩くことができないので、情報を一元化できるものを探していたところこの本に出会いました。余白も多く自分でキーワードを加えたりできるところがこの本のいいところです。試験当日はこの本のみをもって行き、試験直前まで論証やキーワードを復習していました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   受験はとにかく基本が大事です。基本ができなければ合格はありえないと思います。特にロースクール受験は基本の出題が多く、基本を押さえることを忘れず、今までやってきたことを信じれば合格できます。なるべく早いうちから対策を始めるのが吉です。
 これから受験のみなさんも頑張ってください。

  
「あっという間のロースクール受験」
No.11 M.Uさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院既修者コース(半額免除)
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
○出身大学
・中央大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   高校時代から法学部に進学するからには司法試験が先にあることをぼんやり意識していてはいました。しかし直接的なきっかけは、大学に入ってから弁護士の方と直接話す機会があり、いかに弁護士の仕事がすばらしいかを話してもらい、憧れを抱いたからです。
■ロースクール受験について
   大学1年生の頃からロースクールに行こうとは考えていたのですが、法曹を目指す不安や迷いもあり、本腰を入れて勉強をし始めたのは大学3年生の9月からでした。周りより勉強をし始めるのが遅かったので、未修者コースをと併願しようか迷いましたが、敢えて既修者コースのみにすることで自分を追い込むことにしました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 1月にためしに1年分過去問は解いていましたが、対策は主に4月に入ってから始めました。過去問を解き、適性試験全国模試を受講しました。これらを通じて自分が苦手な問題について分析し、できなかった問題を繰り返し解きました。また、私は友人と一緒に適性対策を行い、お互い間違えた部分を解説しあうことで、一人で対策するよりも早く理解することができました。適性試験は何回か解いているうちに感覚がつかめてくるので問題をたくさん解くのが良いと思います。また問題を解くにあたっては、時間を測って行うことが重要です。本番は1部40分で解くので、自分で対策を行う際は、30分で解くことにしていました。おかげで本番では、余裕をもって臨むことができました。
 
(2)個別入試(法律科目)対策について
・既修者試験対策について
 既修者試験対策としては、過去問を10年分ひたすら解いていました。やみくもに択一対策をするのではなく、過去問を多くこなすことが最短かつ確実な対策になると思います。なぜなら過去問研究は出題形式に慣れることができるとともに、同じ問題が本番で出たりするのでやっていて損はないからです。
・法律科目対策(各ロー入試対策)について
 法律科目は、過去問をあるだけひたすら解いていました。そして先輩に添削してもらい、自分の抜けている部分を趣旨・規範本に書き込み、試験前に見直せるように情報の一元化をしていました

■辰已講座および書籍の活用について
   辰已講座は全国適性試験プレを受講しました。適性対策は各々できると思いますが、本番さながらの緊張感の中問題を解く経験はとても有意義だったと思います。適性試験は得意な人と不得意な人の差が激しいと個人的には思うのですが、特に私のように不得意な人は模試を利用して本番慣れすることは必須だと思いました。
 そして、辰已書籍の中で私は趣旨・規範本に大変お世話になりました。趣旨・規範本に情報を直接書き込んだり、自分の論証をふせんに書いて貼り付けて、自分オリジナルの趣旨・規範本を作っていました。勉強方法は人それぞれだと思いますが、試験前にさっと見直せて自分を安心させてくれるような教材が一つあると精神的にも楽だと思います。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   司法試験もそうだと思いますが、ロースクール受験は、長期の自分との闘いです。私は、勉強が周りより遅れていた分、夏は自分を追い込んで勉強できていましたが、秋はたるんでしまい、国立は不合格となってしまいました。ロースクール受験を目指す皆さんも最終目標は司法試験合格だと思うので、常に司法試験を頭の片隅に置いて勉強を続けてください。私もこの悔しさを胸にロースクールで勉強を続け、司法試験に合格したいと思います。お互いに頑張りましょう。

  
「実践で辰已の模試を活用」
No.12 S.Tさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院既修者コース(全額免除)
・早稲田大学法科大学院既修者コース(半額免除)
○出身大学
・専修大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が法曹を目指したのは、大学入学後の自己紹介で、大多数のクラスメイトが法曹志望であると発言したためです。法律を学びたいという漠然とした思いから法学部に進学しましたが、志望進路などは特になかった私は、周囲がそのような雰囲気ならと感じ、法曹を目指し始めました。
■ロースクール受験について
   ロースクールはいずれ受験しなければならないとは考えていましたが、法律基本科目だけでも7法もあったため、受験勉強として本格的に取り組むということには尻込みしていました。しかし、周囲がロースクール受験に向けて勉強を始めたこともあり、私もこのままではまずいと感じ、大学3年生の10月頃から本格的にロースクール受験に向けた勉強を始めました。もっとも、金銭的にあまり余裕はなかったため、私立ロースクールの全額免除生のみを狙い、行政法の学習はしませんでした。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 適性試験はあまり得意ではなかったため、対策は、3月から5月にかけて集中的に行いました。そのため、この期間は一切法律科目に触れませんでした。内容は、ロースクール適性試験パーフェクトぶんせき&とき方本を用い、過去数年分の過去問演習を行いました。そして、解くことができなかった問題はその原因を探りました。また、解くことができた問題であっても解答と異なる解き方であった場合には、よりどちらが実践的な解き方であるかを考えました。この対策を通じて、適性試験に必要な思考方法を習得しました。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 私は、既修単願で受験したので、以下、法律科目の対策のみ書いていきます。
・法律科目の対策
 法律科目は、まず、基本書を通読し、論証を組みました。そして、その実用性を確認するために旧司法試験の過去問を解きました。また、適性試験終了後は、論文試験の時間配分を確認するために、私の受験するロースクールの過去問を解きました。8月には、私が受験生全体でどの程度の位置にいるかを把握するために、法律科目全国模試私立入試直前編を受講しました。この模試は、今まで自分の実力がどの程度かがはっきりしない状態で学習していた私にとっては、モチベーションを持続させる良い材料となりました

■辰已講座および書籍の活用について
   講座は、法律科目全国模試国私立入試直前編を受講しました。また、既修者試験対策として肢別本を、適性試験対策としてロースクール適性試験パーフェクトぶんせき&とき方本を、論文試験対策として、えんしゅう本、趣旨・規範ハンドブック、基礎から合格答案を即効で書けるようになる本を活用しました。論文試験で何をどう書けばよいか分からなかった私にとっては、基本書の記載のみでは分からない答案での判例の理解の示し方などが分かりとても役に立ちました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロースクール受験では高度な論点は問われません。如何に基礎的事項を理解しているかが合否を分けると思います。そのため、基礎的事項の復習を怠らないことが重要です。
これからロースクール受験をされる皆さんの成功をお祈りしています。頑張ってください。

  
「辰已のゼミで実力を向上」
No.13 M.Yさん
●合格法科大学院
・早稲田大学法科大学院既修者コース(半額免除)
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
・東京大学法科大学院既修者コース
○出身大学
・一橋大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私は漠然と法曹を目指しており、そのために法学部に入りましたが、「法律ばか」にならないために視野を広げようと留学や様々なイベントを積極的に経験するうちに選択肢も広がり、進路についても悩みました。最終的に、法律の勉強を面白く感じ、またこの道は自分に向いているとも思ったこと、やはりかねてより抱いていた目指す気持ちは大事にしたいと思ったことなどから、初志貫徹することに決めました。
■ロースクール受験について
   上述の通り、進路に対する迷いもあったことから本格的なスタートは法学部生としては遅い方であったと思います。大学受験などと違い、模試で合格判定が出るような場がなかったため、受験生の中での相対的な自分の立ち位置がわからず、どこにも合格できないのではないかという不安を抱えながら受験に臨みました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 3月頃に、友人と時間を計って初めて過去問を解いてみたところ、不得意でないことが分かり、法律の勉強の方が圧倒的に自分に必要であることを自覚していたので、問題形式に慣れるだけの対策をすれば十分だと割り切りました。それ以降はしばらく適性の問題には触れず、本番の1〜2週間前に2年分くらいを解いたと思います。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 まず、私は、知識が圧倒的に足りておらず、このままでは時間内に正確な答案を書き切ることができないという危機感を持ったため、論証の定着に一定程度の時間を割きました。その際、単なる丸暗記に終わってしまっては実践的な力として身につかないと思ったので、実際に解いた問題をベースに、その問題の枠組みの把握・思考方法などを片側のページに、もう片側には答案でそのまま使える形に自分の言葉で噛み砕いた論証を論点ごとに整理する、というノート化する方法で私は行いました。これを通し、問題を見て検討の筋道を立てるための訓練ができ、また基本的な論証部分は素早く正確に書けるようになったため、時間制限の厳しい試験にも対応できる力がついたと思います。
 また、国立の前には友人と自主ゼミを組み、過去問を検討しました。指定した年度の問題を解き、事前に共有して他人の答案を読んだ上で当日に臨み、互いに指摘し合うという方法で行いました。過去問を十分な数検討できたことで、問題形式に慣れることができ、また他者に自分の答案を読んでもらい自らとは異なる観点からの指摘をもらうことで問題の読み方や答案の書き方においてブラッシュアップすることができたと思います。

■辰已講座および書籍の活用について
   トップレベル答案思考塾(山島達夫先生)では、まさに問題を解くにあたっての思考方法を学びました。この経験から、丸暗記した論証の貼り付けといった答案にはしることなく、合格のために必要十分な答案を追求して勉強することの大切さを教えていただきました。当時のゼミの中で、問題の読み方から答案の書き方まで学ぶことは多かったのですが、さらにその後、扱った問題の復習を繰り返したりほかの問題も教わったような方法を意識して検討したりするよう心掛けていくうちに、広く通用する思考力を身に着けることができたと思います。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロースクール受験では、受験生の中での自分の立ち位置が分かりづらい状況に長く置かれることとなるため焦りや不安に駆られたり、また国立が終わるまで相当の期間があるためモチベーションを保つのが難しかったりすると思います。万人に共通する、何をやれば絶対に受かるという正解はないので、自分自身に必要な勉強を見極め、最も効率よく達成できる方法を自らで考えてそれを淡々と行っていくことが大切なのではないかと思います。本稿が来年以降の受験生の方々の一助となれば幸いです。

  
「苦手な適性をコツコツと」
No.14 M.Yさん
●合格法科大学院
・東京大学法科大学院既修者コース
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
・早稲田大学法科大学院既修者コース(半額免除)
・中央大学法科大学院既修者コース(全額免除)
○出身大学
・中央大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私は小さい頃から漠然と法曹に憧れを抱き、法学部に入学しました。そして、実際にインターンシップに参加して実務を経験し、将来は法律を使って様々な問題を解決し、困っている人を救いたいと思ったからです。
■ロースクール受験について
   私は法律知識だけでなく、実践的な思考力も身に着けたいと考え、ロースクールの受験を決めました。
 大学三年から受験勉強を始め、まずは私立のロースクール合格を目標にしました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 私は、適性試験に苦手意識があったので、三年の秋頃から対策を始めました。
 対策は主に過去問を解き、適性試験全国模試を受講しました。
適性試験は本当に苦手で、足切りラインにあったので、法律科目よりも適性試験に重きを置いていました。過去問を、時間を計りながら繰り返し解き、自分の苦手分野をピックアップして、苦手分野は問題集を通して補強しました。適性試験は、向き不向きがあると思いますが、足きりされてしまうとロースクールの受験資格を失うので、足きりされない程度に得点を伸ばすしかないと思います。ただ、過去問を繰り返し解いて、解き方を身につければ必ず点数は伸びる試験だと思います。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 私は既修コースのみ受験しました。
・法律科目の対策
 法律科目は、友人と自主ゼミを組んで、各ロースクールの過去問を、時間を計って解いていました。まずは時間内に書きあげることを目標にしていました。過去問を解いてわからなかったところは、基本書やレジュメ、判例を読みつつ、どうして気づかなかったのか、わからなかったのかを考えつつ復習しました。
 また、各ロースクールの過去問は、手に入る限りで過去のものまで遡りました。そして、実際に答案を書き、先輩に添削してもらうなどして、過去問の分析は徹底的に行いました。

■辰已講座および書籍の活用について
   適性試験全国模試を受講しました。適性試験は、試験時間や形式の慣れが重要なので、本番を意識した模試の受験は、時間調整や解き方の良い練習になりました。また、辰已の全国模試は、丁寧で分かりやすい解説と、順位や偏差値なども出るので、自分が今どの位置にいるのかを把握することができ、復習にも役立ちました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロースクール受験は、司法試験受験にあたっての出発点だと思います。私は、勉強を始めた時期が遅く、周りとの差に焦ることも多くありました。しかし、ロースクールに合格するためには自分に足りないものは何か、合格のためにすべきことは何かを常に意識しながら勉強したことでロースクールに合格できたのだと思います。特に、適性試験が苦手で、なかなか点数が上がらず苦労しました。しかし、模試や過去問を利用して何とか合格までたどり着くことができました。人より苦手なこと、できないことがあるとそれを負い目に感じることがあるかもしれませんが、それはみんな同じだと思います。だからこそ、何事もあきらめずに最後まで頑張ってほしいと思います。私もこれからは司法試験に向けて、頑張りたいと思います。みなさんも一緒に頑張りましょう。

  
「趣旨規範ハンドブックで情報一元化」
No.15 R.Kさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院既修者コース(全額免除)
・慶應義塾大学法科大学院既修者コース
・一橋大学法科大学院既修者コース
○出身大学
・中央大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が法曹を目指したのは、大学に入って検察官の担当するゼミに入り、刑事事件にかかわる被害者や加害者の人権保障に携わる専門家になりたいと思ったからです。
■ロースクール受験について
   大学1年生の頃は経済的観点から、できれば予備試験ルートをとりたいと考えていましたが、大学3年次に合格できなかった時点で、ロースクール受験を見据えて準備することとしました。受験校は、私大2校に絞り、国立を本命として対策をしていました。また、法学部出身のため、既修者のみを受験しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 対策を始めたのは、3月頃からです。ただし、自分の何も対策をしない状態における実力を測るため、10月にロー受験をする友人らと本番と同様の形式で適性試験を解いておきました。練習では困らない程度の点数でしたが、1回目の適性試験は非常に緊張し(個人的にはロースクールの論文試験より緊張しました。)、低い点数をとってしまいました。緊張対策のため、辰已の適性試験模試を急いで受け、何とか2回目で点数を上げることができました。私と同じように緊張に弱い方は、絶対に予め模試を受けて当日のシミュレーションをするべきかと思います。
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
 法律科目は、大学3年次に、友人と10月頃から過去問検討をしていました。各校過去4-5年分は解きました。解き終えた後は、互いに答案を見せ合い、出題意図と答案内容の一致等について端的に議論しました。また、ひたすらアウトプットに徹し、その中で知識を深めました。さらに、その頃から民事訴訟法の旧司法試験の過去問をほぼ全て潰しました。私大ロー後は、民法の旧司法試験の過去問を全範囲網羅的に潰しました。あとは、他の受験生に比して相対的に低い点数をとらないように、判例百選掲載の事例については全ての科目で、答案構成をイメージしながら確認しておきました。どんな論点が出ても最低限のことは書けるようにしておくことはリスクヘッジのためにとても大切ですし、百選判例に全く類似しない問題が出たら他の人もあまり解けないので現場では精神的に気が楽になります。どのローも試験の5日前くらいからは後述する趣旨規範ハンドブック等をひたすら回すことに集中する日々を過ごしました。全てのロー受験を終えて実感したのは、旧司法試験の答案を作成し、何度も復習したことが最もロー入試で役に立ったということです。同じような問題に何度も出会ったので、時間のある方には民事系の旧司法試験の検討をお薦めします

■辰已講座および書籍の活用について
   適性試験全国模試を受講しました。本番だと思って挑み、緊張対策としました。また、書籍の活用としては、大学3年次から趣旨規範ハンドブックを情報一元化のために愛用しています。私はこの本を裁断してファイルに綴じ、試験に出た知識を書き足したり、ルーズリーフノートを挟んだりして補強しました。試験前はこれを繰り返し回すだけで十分判例も理論も確認できるように完成させました。全部回し続けるのは飽きるので、判例の文言をそのまま覚えるべき規範や覚えにくい規範には付箋をつけておき、それだけは発音しながら覚えたりと、色々工夫していました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロースクール入試は国立受験も視野に入れると、とても長い試験です。私は息抜きにランニングしたり、ゲーセンに行ったり、勉強の合間に散歩をしたりしていました。適度な息抜きは必要経費ですから、友人と協力しつつ、メリハリをつけて計画的にやり遂げてください。応援しています。

  
「夢へのスタートラインに立つために」
No.16 Y.Mさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院未修者既修者併願(半額免除)
○出身大学
・福岡大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が子供のころに木村拓哉さんが主演するHEROというドラマを見て、ぼんやりと法曹に対する憧れを持ち始めました。そして、大学に入学して、今学んでいる法律で人々の役に立ちたいと思い、現実的に法曹を志すようになりました。
■ロースクール受験について
   大学2年生の夏休みに他校の入門講座を受講し始めました。しかし、ついついだらけてしまい、ぼんやりと講座の動画を眺める日々が続きました。私が本格的に勉強を始めたのは大学3年生の夏休みからでした。それは、ロースクールの入試日程から逆算してみた結果、今から全力でやらないと間に合わないことが分かったからです。おそらく、自分の勉強の進み具合や能力的にも、大学3年生の夏休みがロースクール入試に間に合うギリギリのラインだったと思います。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 対策は4月から始めました。市販の評判のいい適性試験の過去問集を購入し、それを何周かしました。それと並行して、辰已法律研究所が行っている、適性試験全国模試を受けました。問題の質や解説もしっかりしていたし、何より時間内で解き切る練習にもなりました。ただ、私は、既修者コースを狙っていたので、適性試験にはあまり時間は割きませんでした。
 
(2)個別入試(法律科目)対策について
 えんしゅう本を回すことで、インプットとアウトプットを並行して行いました。その後は、4月ごろからは趣旨規範ハンドブックに要点をまとめつつ、ロースクール入試の過去問を解いて、もともとの知り合いであった、司法試験合格者の方に添削をしてもらっていました。答案を書いて添削して貰うことを毎日繰り返していく中で、自分がだんだん成長していくのを感じました(あくまで主観的な意見であり、実際に成長したかは何とも言えません)。4月ごろからは一日に一通は答案を書いていました。ロースクール入試直前期にあたる7月ごろには一日に二通答案を書いていました。

■辰已講座および書籍の活用について
   適性試験全国模試を受講しました。先ほどとかぶりますが、辰已の適性試験全国模試はレベルも高く、解説もしっかりしています。また、適性試験は時間がかなりギリギリになることが多いので、時間通りの解き切る練習にもなりました。書籍については、えんしゅう本、趣旨規範ハンドブック、基本から合格答案を即効で書けるようになる本を活用しています。えんしゅう本で、答案の書き方や基本的事項を学びました。えんしゅう本によりロースクール入試のへのしっかりとした土台が出来上がったように思えます。趣旨規範ハンドブックは、必要な論点を網羅していますし、余白があるのでそこにいろいろと書き込むことができて便利です。基本から合格答案を即効で書けるようになる本は、自分がいまいちわかっていなかったテーマが軒並み掲載されているので驚きます。問題を解いていて何かでつまづいたら、とりあえずこれを読んでみることをおすすめします。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   私は、基本的にずっと一人で勉強をしてきましたが、モチベーションの維持がかなり大変でした。友人が一般企業から内定を貰ったり、公務員試験に合格したという知らせを聞いたときは、とてつもないプレッシャーにさらされました。果たして、自分がやっている勉強で合格できるのかと。なので、勉強をするにあたっては勉強仲間を作ることをお勧めします。そうすれば、自分自身を客観的に見ることができますし、モチベーションの維持にも効果的なのではないかと思います。頑張ってください。フォースと共にあらんことを。

  
「メリハリをつけた受験対策を」
No.17 Y.Iさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院既修者コース
・早稲田大学法科大学院既修者コース(半額免除合格)
・一橋大学法科大学院既修者コース
○出身大学
・一橋大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が法曹を目指したのは、自分と異なる境遇の人と数多く関わることができると考えたからです。父の仕事の都合で幼い頃に海外で生活をし、国籍も考え方も違う人と交流することのおもしろさを知ったことが影響していると思います。
■ロースクール受験について
   法曹を目指すにあたっていずれはロースクール受験をするであろうということは漠然と考えてはいましたが、実際にどこのロースクールを受験するのかといったことは学部4年生のころから検討するようになりました。未修枠での受験は考えず、既修者枠のみ4校受験しました。具体的には、私立3校と国立1校です。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 適性試験はなによりも慣れが重要と聞いていたので、過去問を一通り本番同様の時間で解き、間違えた問題だけを繰り返し練習しました。そしてその仕上げとして、適性試験全国模試を3回受けました。模試は本番を想定できるものとしていい経験になりました。また、適性試験はとにかく時間との勝負であると思うで、毎回時間を計りながら解くことに気を付けました。私は、2回ある適性試験のうち、初めの1回目で満足のいく点数がとれなかったので、2回目の試験までの間も定期的に過去問を繰り返していました。
 
(2)個別入試(法律科目・面接等)対策について
 私は既修者試験のみを受験しましたが、一橋の法科大学院では最終試験に面接があるので以下法律科目と面接とに分けて書きます。
・法律科目の対策
 法律科目対策の中心は、過去問を解くことでした。過去問を複数年分解くことで、そのロースクールごとによく出題される分野や問題の聞かれ方について把握することができました。そして、満足のいく答案が書けなかったものについては基本書を読みながら書くという作業をして穴を埋めていきました。同じロースクールを受験する友人がいれば、解いた過去問について答案を交換するなどして話し合うのもいい勉強になりました。
・面接対策
 面接は最終試験で行われるものだったので、法律科目の試験が行われるまでは法律科目のみ対策をしていました。法律科目の試験が終わってから、出願時に提出したステートメントをもう一度読み、志望理由など聞かれそうな質問を書き出し、それに自分なりの答え方を書き出すという作業を行いました。実際に面接試験を受けた先輩に聞かれた質問を教えてもらうことも有効な対策だったように思います。

■辰已講座および書籍の活用について
   適性試験全国模試を、プレ模試を含め受講しました。適性試験は先述の通り時間との戦いですので限られた時間の中で、どれだけ迷う時間に使えるのか、どれだけ見直しに時間を割くべきなのかといったことをシミュレーションするために有意義なものになりました。ぜひ模試は受けてください。
 辰已の書籍で法律科目の対策として用いたのは「趣旨・規範ハンドブック」です。民事系と刑事系についてこのシリーズを利用しました。法律科目の試験では基本的な知識がないと何も書けない状況に陥ってしまうので、基本的な知識がコンパクトにまとまっているこれらの本は重宝しました。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   個人的にはロースクール入試ではメリハリが大切だと思います。早いうちから受験勉強ができるにこしたことはありませんが、自分がそうであったようになかなか本腰をいれて勉強するのは簡単ではないと思います。そのような人は3年生の冬休みから、4年生になってから、のように自分で時期を決め、そこから集中して対策をするようにするといいと思います。また、周囲に同じようにロースクールを目指している友人がいるとモチベーションの維持に役立ちます。ライバルでもありますが、切磋琢磨して頑張れるはずです。

  
「私のロースクール受験」
No.18 H.Aさん
●合格法科大学院
・中央大学法科大学院未修者コース(半額免除)
○出身大学
・中央大学法学部
 
■法曹を目指した理由
   私が法曹を目指したのは、大学のサークルで解雇事件や過労死事件など様々な労働事件があることを知り、労働問題で苦しんでいる方たちの力になりたいと考えたからです。弁護士であれば、使用者との交渉や訴訟を行うことで、原告団である労働者の声を代弁できます。また、裁判闘争を行うことで判例を作ることができ、労働者の権利を守る判例を積み重ねることによって、社会全体の労働者の権利保障にも繋がると考えました。以上の理由から、私は法曹を目指すことにしました。
■ロースクール受験について
   私が法曹になりたいと考えたのは3年生の前期でした。それまでは大学のテストでしか法律の勉強に力を入れていなかったので、自力で受験勉強をする必要がありました。しかし、自分ひとりで法律の勉強をするよりも、未修者コースの1年目で、ロースクールの先生から学んだ方が効率良いと考えたため、未修者コースを希望しました。
■適性試験対策および個別入試対策について
 

(1)適性試験対策について
 適性試験対策は、12月に2015年度の過去問を解きました。その後、第一部を参考書を使って対策しました。2月頃からは只管過去問を解きました。その際、時間配分を意識して取り組み、時間内に終わらせることを目標にしました。4月に入ると、自分の苦手分野が固まってきたので、その対策を重点的に行いました。最終調整として、5月に辰已の適性試験全国模試を受講し、自分が全国の受験者と比較して、どのレベルにあるのか確認しました
 
(2)個別入試(法律科目・小論文等)対策について
・小論文対策

 12月に中央大学の過去問を解き、知り合いの弁護士に添削していただきました。その後、先輩方から小論文の答案構成のコツを教わり、中央大学の過去問を10年分解きました。3月頃からは辰已の『法科大学院小論文闘う25題』を使いながら、様々な大学の過去問を解きました。また、過去問を解いたら、ほぼ必ず他人に添削してもらいました。

■辰已講座および書籍の活用について
   適性試験全国模試の受講と『法科大学院小論文闘う25題』を活用しました。全国模試では、本番と同じような雰囲気や緊張感を事前に体感できたので非常に良かったです。また、『法科大学院小論文闘う25題』は解説が丁寧だったので、合格答案例と自分の答案が一見異なっているように見えても、解説に書かれているポイントを見極めれば効率よく復習できたので、利用しやすかったです。

■合格された今、
  ロースクール受験を検討している方へのメッセージ&アドバイス

   ロースクール受験は私が想像していたよりも、精神的に厳しいものでした。そのような中でも頑張れたのは、法曹になりたい理由が明確だったからだと思います。だから、まず何故自分が法曹になりたいか、しっかり向き合うことをお勧めします。
 加えて、何となくスケジュールをこなしながら勉強するのではなく、どうしたら合格するのか、そのためにはどのような答案構成が良いのか、どのような文章表現なら誰が呼んでも自分の意見が伝わるのかなど、徹底してこだわり抜いて勉強することが大事だと思います
 以上が私から皆さんへのメッセージ&アドバイスです。皆さんがロースクールに無事合格することを心からお祈りします。

 
 
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